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デザインからフロントエンドのことまでごちゃまぜで綴ります

デザイナー経験の価値について思ったこと

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デザイナー経験の価値について思ったこと

初LT登壇!

先日参加したイベントで、初LTで発表させてもらいました。

【Hedge #2】「デザイナー × エンジニア = ∞」を実現するために僕らがやれること - connpass

私はデザイナーからマークアップエンジニアになったのですが、そんな立場の人間から何か伝えられたらなと前々から思っていたので、エイヤー!といつの間にかLT枠で申し込んでいました。
以下がLT発表時のスライドです

スライドの一部内容は当日公開したものから変更しています。

1. デザインから実装までノンストップ

優先度を意識して伝えるべきことを形にするためにデザインし、文書構造を意識してマークアップをする。
両者の共通点は情報設計で、根本でやっていることは同じだと思っています。
だとすれば、デザイン時にはすでに頭の中でアウトライン化が始まっていて、脳内マークアップが同時並行で開催中ということになります。
デザインと実装どちらも担当した時は、私はそんな感じでした。

その代わり、型破りで革新的なデザインは意識しないと生まれなくなってしまうんです。なぜならマークアップは型通りにしないといけないですからね…。
時には型から外れないといけない時もある!

2. デザイナーと意見しあえる

以前エンジニアさんと話をしていて、「デザインは全くわからないから。。」「デザイナー怖いじゃん。。」という発言を耳にして、驚いた経験があります。

お陰様で私はそんな風に思ったことがないし、むしろ上がってきたデザインについて、あーだこーだ聞きまくる・確認しまくる・時に意見しちゃうタイプです。
特に分業だとここはすごい大事なポイントのはずです。
デザイナーとエンジニアのコミュニケーション不足のために後々あれが違う、この場合はどうなる、なんて揉めること皆さん日常茶飯事でしょう?(そんな記事を見た覚えがある)
私はそういう厄介ものは真っ先に潰しにいきます!

その点ではデザインの知見があるからこそできるコミュニケーションもあるんですよね。
経験がこういうところで役に立つものなんですね。

3. デザイナーめっちゃ尊い

デザインって正解がないじゃないですか?
特に受託で制作をやっていると、求められるデザインって案件によって全く違うし、その数こなすのって本当に大変なんですよ。
0から1をひたすら生み続ける素晴らしさ、尊敬しかないです!

あと、私たちエンジニアはその見た目をコンピューターに伝えるためにコード化したり、パフォーマンスを良くしたりしていますが、極論それって裏方…。
ユーザーにダイレクトに何か物事を伝えられる役目はデザイナーだと思っています。

「見た目が9割」と、スライドの内容で誤解を生みそうなことを書いてしまったので、Twitterで補足しました。

もちろんエンジニアだって技術で救えることがあるってこと、忘れちゃないですよ!

LTまとめ

LTで話した3つのことについて書いてきました。
デザイナーもエンジニアもお互いが少しでも知ろうとすることで、円滑に物事が進んだり、結果的に出来上がるもののクオリティーがぐっと上がると思っています。

皆さん、お互いの壁をぶち壊す勢いで仲良くやっていきましょう!

あと、何事も無駄な経験はないよねってことが大まかな感想です。

デザイナー経験の価値って?

ここからはLTの発表とは話が逸れるのですが、私が現在転職活動中でしてその中のお話です。

エンジニアとして応募をして話を聞きに行ったりすると、ありがたいことにどこの企業もデザイナーの経験について食いついてくれます。

「なんでデザイナーからエンジニアになったの??」
「デザインの経験は十分にあるから、その経験も是非活かして欲しい」

私はむしろ、デザインナーとしてもエンジニアとしても、経歴が中途半端なんじゃないか、とネガティブに捉えていました。
もちろんそう感じられた企業もあるかと思いますし、それが要因で選考落ちた経験もしました。

それよりも、エンジニアにもデザイン力を必要とするケースが増えている(企業による)、という事実を知ったのは大きな収穫です。
デザイナーが経営に関わるべきだ、と言われている昨今、デザイナーの需要が高まっているのは確かなのかもしれませんね。
デザイナー経験の価値はこれから上がってくると思っています。

迷っていたけど腑に落ちたこと

私は欲張り者です。
3年前エンジニアに転身しようと思った時、デザイナーの経験を捨てられずに、まぁどっちもやっていけばいっか!てへぺろ。ぐらいな生半可な気持ちでいました。
3年間そのつもりでやってみてわかったことは、どちらも名乗るには相当な努力が必要だということです。

  • どちらかに集中しすぎて、片方の手を少しでも止めたらその分どちらかの手が鈍る
  • 求められることの領域がフロントエンド全般で、ひ、広すぎ...(泣
  • からの〜フロントエンド界隈の知識の幅広さについていくのが大変...(泣

デザイナーとしても、エンジニアとしても完璧にやっていこうとすると、睡眠時間0になりそうな勢いでした。
それは無理だなと気づき、それでもどちらか一方を捨てることができない私はやっぱり欲張り者です。(2回目)

仕方ないので、どちらもゆっくりやっていけば良いかと。
1年で100はできないけど、1年で10やって10年後に100になればいいかなと思うようになりました。
続けていれば、そのうちできていることもあるんです!ははは(そんな甘くないというご意見もびしばしどうぞ)

胸を張って「デザイナーもエンジニアもやっています」と言えるように、これからもエンジニアの傍で細々とデザインは続けていくつもりです。